2010年11月26日
2人のトモダチ
3年前の11月26日。
小さなトモダチが天国に旅立ちました。
初めて出逢った時にはすでに意識はなく
そっと手を取った時にかすかに握り返してくれる感触で”会話”をする仲でした。
知り合いもいない 遠く離れた和歌山市の病院に突然やってきた彼女とお母さん。
意識のない中、
「お母さんが笑っていられるように」と
出逢うはずのなかったお母さんと私を出逢うように繋げてくれたんだと思っています。
自分の子供が意識なく生死をさまよう姿を見守る辛さ・・・
私なんかには到底理解できるものではありません。
私ができたことなんて 一緒にお茶をすることくらいだったけれど
「ゆっくり休めるように」と
じゃんじゃん横丁のオーナーさんが部屋を用意してくれて
「ゆっくりした時間を過ごせるように」と
もくれんのマスターがコーヒーを淹れてくれる
本当にたくさんの人たちに囲まれて過ごした10カ月。
お母さんにいっぱいトモダチを作って、彼女は旅立ちました。
「こんなに娘とべったりできたのは赤ちゃんの時以来だ」と
最期を看取ることになったこの場所を
「幸せな時間を過ごせた第2の故郷だ」と笑ってくれるトモダチがいます。
3年を迎えた今日。
トモダチが大好きなもくれんのコーヒー豆をマスターに頼んで送ってもらいました。
もう届いてるかな?
2人に出逢ってたくさんのことを学びました。
「自分らしく。後悔しない毎日を。」
これからもずっとずっと大切な2人のトモダチへ